遠隔診療への注目が集まる中、実際に導入するシステムはどれがいいのか気になるところ。今回は遠隔診療システムの導入する際にチェックしておきたい4つのポイントをご紹介いたします。
遠隔診療の法整備ついては長年議論されてきましたが、平成30年の診療報酬改定で、本格的に動き出すことが期待されています。(診療報酬改定について、くわしくは、 こちらの記事 をご覧ください)
遠隔診療システムの導入を検討している医療機関が増えているなか、どういったシステムを選ぶべきでしょうか。
各医療機関によって、遠隔診療を導入する目的や、実施内容もそれぞれ異なりますが、検討項目としてよく挙がるのが「対応端末(デバイス)」「通話の品質問題」「コスト」「導入工数」です。
それぞれどんなポイントがあるのかを項目ごとに見ていきます。
遠隔診療は、医療機関だけでなく受診する側の患者にとっても、使いやすいものである必要があります。
近年のスマートデバイスの普及によって画質の向上や、ビデオチャットなども機能性や品質が高まってきました。スマートフォンを使って気軽に遠隔診療を受けられることも大事ですが、じっくり落ち着いて話をする場合にはPC画面の方が良いケースもあります。
遠隔診療システムを導入する際には、検討しているシステムがどの端末(デバイス)に対応したものであるかを確認しておくことが重要です。
遠隔診療中に、通信が途切れたり声が聞きとれずに何度も聞き直すことになれば、患者の満足度は低下します。
また、医療機関側も余計な時間がかかるだけではなくストレスにもつながってしまいます。
導入前は通話の質を意識している医療機関は少ないのですが、実はとても大事な要素だと言えます。
通話や映像の品質はぜひ導入前にチェックしておきたいところです。
これから本格的な普及がはじまる遠隔診療。いままで馴染みのないシステムを導入するのに、どの程度の費用がかかるかはとても気になる点です。
月々の費用だけでなく、初期費用や、決済、配送にかかる手数料なども忘れずにチェックしておく必要があります。
現在、いくつか遠隔診療システムは存在していますので、各社の料金比較をしてみるのが良いでしょう。
導入工数も課題の一つ。
システムによっては導入難易度が高かったり、サイト自体の改修が必要なのに、それができる人材が不足していることなどで導入を見送らざるを得ないものあるかと思います。
できるだけシンプルに、あまり日数をかけずに導入ができるものを選択するのもチェックポイントの一つです。
遠隔診療が本格始動するにあたり、導入ハードルは高いと思われがちです。
しかし、導入ツールを工夫することでハードルを下げることは可能ですので、ぜひ上記の項目をふまえて選択してみてください。